KUMANOYAMA熊野山
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展望地が多く、初心者の方にもおすすめ。
熊野山は標高が670mと低いながらも展望地が多く、初心者の方にもおすすめの山です。
登山口は野川まなび館付近にもありますが、道照寺平スキー場から登り始めると10分ほど行程を短縮できます。スキー場を出発し、ゲレンデのやや急な坂を登り切ると林の中の登山道へ。場所により少し急な登りもありますが、難所は特にありません。途中、四等三角点のある場所や、野川と田園散居集落を見渡せる展望台で休憩しながら、歩みを進めていきます。
展望台から少し登った先に、旧平山村の産土神として祀られた熊野神社があります。ここからも田園風景が見事で、田植えの時期には奥の山々から日が昇り、水面に朝日が反射する様子を望むことができます。神社のすぐ先には立派な御神木と山頂方面へ向かう道がありますが、ここからは穏やかな登りになります。尾根筋にある第一・第二展望台はいずれも長井ダムと祝瓶山のビューポイントで、第二展望台からは大朝日岳の山頂がわずかに見えることも。標高670mの山頂には三等三角点があり、南側には置賜盆地を一望できます。
なお、熊野神社のある場所を「熊野山」、山頂を「無名山」と呼ぶことも多いですが、ここでは670mのピークを「熊野山」としています。
Access
市街地から車で10〜15分。
野川まなび館もしくは道照寺平スキー場に駐車可能。
最寄りのバス停は野川まなび館前。
View Point
- 熊野神社
- 第一展望台
- 第二展望台からの朝日連峰(写真右)
- 山頂
Map
HAYAMA葉山
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歩きやすい、なだらかな山容が特徴。
「朝日連峰の端の山」を意味する長井市の葉山は、なだらかな山容が特徴的の山です。長井市から葉山に登頂するコースは3つあり、いずれも5〜6時間かかりますが、歩きやすい場所が多く難易度はそれほど高くありません。
白兎コースはV字の道や苔むした道が特徴的な、尾根をまっすぐ登り上げるコースです。きつい傾斜を登り切ると、終盤に「鉾立の水」と呼ばれる湧水があります。勧進代コースは登山道の標高差が少なく、易しい道が続きます。中腹の展望台からは吾妻連峰、磐梯山の景色が良好。登山口付近には中世の館跡、「かんかね館跡」への分岐があります。草岡コースは距離が長いものの緩やかで、石垣やつづら折れの道など朝日軍道の名残が感じられます。また、オケサ堀や嘉永堰といった史跡があり、水の歴史を感じられます。
勧進代、草岡コースの合流からやや登ると、山頂付近の御田代湿原を水源とするかつての用水路、昭和堰へ向かう別ルートがあります。3コースが合流すると間もなく山頂の葉山神社が見え、隣には自由に休憩できる葉山山荘があります。奥の院まで足を運ぶと朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰、磐梯山を見渡せる360°のパノラマ、中でも目の前に立つ祝瓶山の迫力が圧巻です。
Access
市街地から車で10〜15分程度。3コースとも駐車可能。
最寄りのバス停は蔵京(白兎、勧進代コース)もしくは中里(草岡コース)。
View Point
- 勧進代コース
中腹展望台(写真右) - 奥の院
- かんかね館跡
Map
IWAIGAMEYAMA祝瓶山
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東北のマッターホルン。
急峻で美しいその山容から「東北のマッターホルン」の異名を持ち、日本三百名山や東北百名山にも選ばれる秀峰。
祝瓶山は山容と同様に登山道も険しく、序盤から高度感のある吊橋を渡り、沢沿いの道をしばらく歩くと急斜面の登りが始まります。奥に聳え立つ雄々しい山頂を目指して、時には両手を使うような厳しい岩稜を登り続けます。
難度の高いコースですが、途中から景色が開けて周囲の山々を望みながらの山歩きが楽しめます。最後の急な岩場を登り終えると山頂で、ゆっくり休憩を取れる広さがあります。山頂からは朝日連峰や飯豊連峰をぐるりと一望する好展望を堪能できます。木地山ダムの湖面に姿が映る「逆さ祝瓶」も絶景。また、6月下旬頃に見頃を迎えるヒメサユリが咲く山で、急登の疲れを癒してくれます。
急坂や岩場が続き、体力・技術ともに上級レベルですが、その分登頂したときの喜びもひとしお。熊野山や葉山に慣れ、登山に熟達してきたら祝瓶山に挑戦してみましょう。
※祝瓶山へのアクセス道や登山中にある角楢吊橋は通行可能な時期が限られているため、登山前に長井市HPなどをご確認ください。
Access
市街地から長井ダム方面へ車で1時間程度。
県道木地山九野本線の西栃平トンネルから先は道幅が狭くなり、登山口の祝瓶山荘(駐車可能)付近は未舗装。
View Point
- 木地山ダムからの逆さ祝瓶(写真右)
- 山頂